冷凍・冷蔵倉庫にエネバンクを内装材として取り付けることにより、庫内熱容量が増加し、万が一の停電時においても庫内温 度上昇が緩やかになり庫内製品品質の劣化を防ぐことができます。また、冷凍・冷蔵製品の搬送時には、搬送用容器内に予 め製品温度と同じ温度に冷却させておいたエネバンクを同梱させることにより、移動時の温度上昇を防ぐことができます。
あらかじめ加熱あるいは冷却しておいたエネバンクは、一定時間の保温(あるいは保冷)装置としての機能を発揮すること
ができます。気密性の高い放射線防護服やクリーンスーツなどに装着することにより防暑対策として応用できます。
エネバンクをあんかとして利用した場合は、湯たんぽや使い捨てカイロより低い温度での加温が継続されるため、低温ヤケ
ドの心配のない安全な温度維持装置となります。