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- エネバンクとは?
エネバンクとは潜熱蓄熱材を表わすヤノ技研の商標です。
高性能潜熱蓄熱材(PCM)の特性を最大限に活用したコンパクトなカプセルを利用し、取り付けるだけで室内温度の上昇と低下を抑え一定に保つことが可能です。月平均約25%の燃料費を削減できます。
設定温度はカプセル内のPCM素材の配合で調整出来ます。(-20℃~+80℃まで設定可能)
一般的に物資は熱を加えられると温度が上がり、物質の中に熱が蓄えられます。この時蓄えられた熱を顕熱と言います。一方、潜熱蓄熱材はある一定の温度においては、熱を加えても温度が上がらず、性状だけが固体から液体に変化します。この時蓄えられた熱を潜熱と言い、グラフに示すように顕熱を利用する水や花こう岩と比べてはるかに大きな熱が蓄えられ、固体から液体、あるいはその逆の液体から固体への相変化時には、その時発生する大きな冷熱や温熱を利用することができます。エネバンクはこの原理を応用した潜熱蓄熱材をポリエチレン製のカプセルに充填した製品です。
このすぐれた蓄熱特性を活用して、様々な分野での利用が可能です。
温室内に簡単設置
太陽光を効果的に利用するためには、蓄熱材の蓄熱性能だけでなく、蓄熱材を充填している容器が太陽熱を受けた際に効率よく吸熱・蓄熱できることと、一旦蓄熱された熱は温室内部に確実に放熱できることが重要です。エネバンクの容器は太陽熱吸収性能の良い黒色で、太陽熱がエネバンク内部に効果的に熱伝達させるよう凹凸表面を有する奥行きの浅い形状のポリエチレン製カプセルです(特許取得済み)。これにより晴天の日は短時間で蓄熱が完了するとともに曇天の日においても効果的に吸熱することができます。また、いったん蓄熱された熱は夜間の内に確実に放熱することができます。エネバンクはこの伝熱特性が他の類似製品と比べて格段に優れています。