一般的に熱を蓄える方法には、下記の2点があります。
カプセルに充填されている潜熱蓄熱材(PCM)は、顕熱だけでなくより大きな潜熱蓄熱をも利用しているため、同じ容積のコンクリートと比べて16倍以上の蓄熱性能を持っています。(下表参照)
このようにエネバンクは小さなカプセルに大量の熱を蓄えることができるため、温室内で栽培される植物への日照影響も最小限にして設置することができます。
重量当たりの蓄熱量(kJ/kg) | 容積当たりの蓄熱量(kJ/l) | |
---|---|---|
エネバンク充填剤 | 190 | 316 |
水 | 42 | 42 |
コンクリート | 9 | 19 |
※各数値は、15℃から25℃に昇温させた場合に蓄えられる熱量を示しています。
※エネバンクは、PCM-18(相変化温度が18℃タイプのもの)の場合を示しています。
※kJ(キロジュール)は熱量単位で1kj=0.278W・hです。